「欠陥は宝やで」 指導者の365日より

1月23日 欠陥は宝やで

 

「欠陥のない人、欠陥のない会社もない。みんな欠陥だらけや。だから人生は面白い。欠陥は宝やで。それを解決するために、人間は生まれて来たんやから」

 

三五歳で再建会社の代表取締役になった時、紙三枚分もある欠陥を書き出して、幸之助に、再建は難しいと言った時のことです。

 

幸之助は、

 

「もっとたくさんあったらいいのになあ」

 

と言ったのです。

 

「君なあ、これ一つひとつ解決すれば、全部会社の財産に変わるんやで。欠陥は宝や」

 

と激励してくれました。

 

~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~

 

    問題が起きる、或いは気づくことは、啓示です。

     

    啓示を受けて何もしないと、何れ問題に気づかなくなって手遅れになる。

     

    問題は、あなたに解決される為に表れる。試されているのです。

     

    むしろ、

     

    「気づかせていただき、ありがとうございます」

     

    と感じて、

    よし!と解決に向かうことが人生を豊かにするのだと解釈しました。