「3月7日 事業は無理したらアカン」 指導者の365日より

昨夜はお世話になった大先輩経営者のお店に出かけました。

 

系列店でトラブルがあって、少々深刻な状況だと聞いた他の先輩たちが
応援しに行こう!と別会の会合後に向かったのです。

 

ふさぎこんでいらっしゃらないか、
どんな言葉をかけたらいいのか、

 

内心は複雑でしたが、店に入るや否や
そんな心配は杞憂に終わりました。

 

カウンターも座敷も鮨詰満員御礼!大盛況!
大先輩もスタッフ方も忙しそうにしていらっしゃったのです。

 

しばらくして、我々の前に来られ、

 

「いやぁ、この度は心配かけたね!申し訳ない!」

 

と普段通りの笑顔で接してくださったのです。

 

実は周りを見渡すと、知っている顔だらけ。
みんな心配されて駆けつけたのだと気づきました。

 

お家の一大事に、その情報を知った人たちが
何とかせねばと駆けつける。
そういう関係性を、この大先輩は日ごろから築いていたんですね。

 

改めて、この大先輩の影響力、人間力を思い知りました。
それだけ”与え”続けてこられたんだと。

 

トラブル解決には少々時間はかかるでしょうが、
きっとこの会社は大丈夫!
これだけの応援者がいるお店は決してつぶれません。

 

商売には経営者の人間性が出ますね。
いい社風のいい会社にするには、経営者が

 

”いい人間”

 

でなくてはダメです。

 

自分を磨こう。
そして与え続けられる度量の大きさを持とう。

 

私の修業は続きます。

 


 

それでは、「指導者の365日」です。

 

3月7日 事業は無理したらアカン

 

「事業は、無理したらアカン。また、人に借りをつくってはアカン。
人様には貸しをつくりなさい。ギブ・アンド・テイクというが、
僕は、これまでギブ・ギブ・ギブでやってきたよ。だから後悔しないですんだ」

 

経営の極意は、

 

「自然に従う」

 

ことから始まるのです。

 

理に叶う念いをもってこそすべては成功します。

 

~「松下幸之助に学ぶ 指導者の三六五日 木野親之著」より~

 

    私なんぞは、まだ心のどこかでテイクを求めていて、
    もやもやすることも多い、小さな人間です。

     

    ギブのようでも
    テイクを求めているようでは
    本当のギブではない。

     

    「与えよ!さらば与えられん!」

     

    とは、見返りを求める言葉でなく与え続ける、
    ギブし続けることの真意を説いているのですね。

     

    解釈を間違えないようにしなければ。