本日の修身教授録 一日一言 10月30日

10月30日 歳を尊ぶ

 

 

 松陰先生は、人間にして、爵の尊さを知って徳の尊さを知らないものは、その愚かなことを言うまでもないが、しかし徳の尊さを知って齢の尊ぶべきを知らないものは、未だ真の人物とは言いがたいということを、その「講猛余話」の中で申しておられます。【479】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

 

爵(身分、位)よりも、徳よりも年上の方々に礼を尽くす。

 

昨今は年齢の上下関係への敬意が薄くなっているように感じます。

その辺りのわきまえがきちんとできることが、真の人物の条件であると解釈しました。

 

親し仲にも礼儀あり、ということわざにも、その精神が垣間見えますね。

 

分け隔てなく礼を尽くせるような人物こそ、”人物”ですね。