本日の修身教授録 一日一言 11月16日

11月16日 自覚的な一歩を

 

 

 諸君、試みに深夜、一本のローソクを枕の上に立てて、単座瞑目して、過ぎ去った自分の過去を顧みてごらんなさい。そして自分がすでに、人生の四分の一近くを空費したことに想い至る時、諸君は、果たしてどのような感慨に打たれるでしょうか。その時諸君らの人生は、初めて真に自覚的な一歩を踏み出すとも言えましょう。【312】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

 

経営理念の再構築を進めるにあたって、「創業の精神」について真剣に向き合っています。

 

先代がどのような思いで企業に至り、日々奮闘していたのか。

 

この思いをしっかり聞けず終いになったことが悔やまれますが、同じ創業者の母から当時のいきさつを聞き、苦しかった生活の打破からの起業への思いを深く深く掘り下げ真因に迫る作業は一筋縄ではいきません。

 

そういう意味では、新たな自覚的一歩を踏み出していると言えるのかな。

 

ということは、私は二分の一を空費してしまったとも言えます。

 

経営理念とは、そのひねり出された一言一言に創業の精神が宿らねばならないことを気づかされました。