本日の修身教授録 一日一言 12月27日

12月27日 置土産

 

 

 今諸君らの生活が、真に深く、かつ内面的に大きかったならば、諸君らの精神は、必ずや後に来る人々のために、一種の置土産となることでしょう。さらにまた、私共のように教職にある者としては、その精神は、仮にその学校を去る時がありましても、もしその生活が真実であったならば、必ずや後に多少の余韻が残るようでなくてはなりますまい。【516】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

 

真実に貫かれた思想、実践は、太古の昔からのものでも現代において立派に通用する。

 

偉人と言われる名経営者や政治家、教育者全て、そのまた昔の偉人から影響を受け思想を固め、実践してきたわけで、その基本となる教えは普遍だ。

 

人は成功という結果より、その過程で培ってきた思いと実践に対し心を動かされる。

 

自身の歩みが置き土産となるかは、結局のところ真実に生きているかというところにかかっているのだと学びました。