本日の修身教授録 一日一言 9月5日

9月5日 四十歳

 

 

 人生を山登りに喩えますと、四十歳はちょうど山の頂のようなもので、山の頂に立ってみます、わが来し方も、初めてしみじみと振り返って見ることができると共に、また後半生をいかに生きたらよいかということも、仄かながら見え始めて来るようであります。
 それはちょうど山登りにおいて山の頂に達すれば、わが来し方を遥かに見返すことができるとともに、また今後下り行くべき麓路も、大体の見当はつき始めるようなものです。
 それ故人間も四十歳前後になったならば、自分の一生について、大体の見通しがつきかけねばならぬと思うのです。【41】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~

 

 

 

思い返せば、私の四十歳は経営を知らず、ただやみくもに売り上げを求め価格競争に明け暮れていた頃でした。

 

会社で言えば衰退期の末期。大体の見通しどころか、暗中模索のような状態でしたね。

 

そんな中、「お客様の声」から本来進むべき道を照らされ、そこに行くために必要なスキルを自ら求めるようになったことで第二創業が始まるのですが、そう考えてみると四十代というのは、大きな転換期ではありました。

 

五十を超え、またさらに新たな問題に直面しておりますが、十年後の明るい見通しに突き進むべく、日々努力しく覚悟でございます。