本日の修身教授録 一日一言 5月8日

5月8日 全力で迫る

 

 

尊敬するということは、ただ懐手で眺めているということではなくて、自分の全力を挙げて相手の人に迫っていくことです。地べたをはってにじり寄っていくように―――です。つまり息もつけないような精神の内面的緊張です。薄紙一重もその間に入れないところまでで迫っていく態度です。【487】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

「尊敬」の概念を改めさせる一節。

 

尊敬していると口にしても、軽口をたたくような気安さがその相手にあるようでは本当の意味での尊敬ではない、ということ。

 

精神の内面的緊張を抱きながらも、近づきたい!と迫る努力を惜しまない対象。

 

師とは、そういう存在であり、そう言う師を持てることは幸せなことです。