本日の修身教授録 一日一言 6月12日

6月12日 人問としての嗜み

 

 

 諸君らは、傘をさして歩く時は、斜に肩にもたせ掛けたりなどしないで、柄を垂直にしてさすものです。また天気になったらキチンと畳んで、柄の先が地面を引きずらないようにするのです。
 なお、雨の降っている際に傘なしで歩く場合は、前かがみになったり、チョコチヨコ走りをしないのです。これは「葉隠」という書物にも出ていることです。【136】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

「葉隠(はがくれ)」

 

調べてみました。

 

「葉隠の真意は、自己を中心とした利害に基づく判断からの行動は、結局のところ誤った行動となってしまう。そのため、本当に最良の行動ができる心境とは、自己を捨てたところ、すなわち自身が死んだ身であるという心境からの判断であり、そのような心境から得られる判断が、自分も含めた全体にとって最良の結果を生むというところにある。」

 

「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」

葉隠の記述の中で特に有名な一節。ただとある目的のためには死を厭わないとすることを武士道精神と解釈されてしまっている事が多いが、真意は上記の通りであり、解釈は全く違う。

 

と、ウィキペディアにありました。

 

なるほど。

 

社会人たるもの、礼儀作法にも凛とした嗜みをもて!ということでしょうか。

 

先達からの教えは、今でも十分に筋道が通っていますね。

 

 

全体の最適化を図る思考、行動こそ、大人の嗜みですね。