本日の修身教授録 一日一言 10月3日

10月3日 漫画の毒害

 

 

 絵本の流行もあまり感心しませんが、漫画本に至ってはひどいですね。知を開くことが速すぎると、どうしても人間が平べったくなります。そして、持続力がなくなる。ちょうど植木鉢を火鉢に掛けるようなものです。しかし、社会の流行を一教室、一家庭で防ぐということは、実に至難なことです。【135】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~

 

 

 

20代中ごろまでは漫画も読んでいましたが、それ以降は漫画を全く読まなくなりましたね。

 

それは、興味がなくなったから。

 

何事も興味が湧けば関心をもってその物事に向かえます。

 

読書もそう。

 

だから、興味関心が自然に湧いてくるよう、読書が三度の食事のように当たり前に成されている環境が望ましいですね。

 

「本を読みなさい!」

 

といくら子供に言ったところで、そういう環境を家庭で作れていなかったら、子供が興味関心を持つのは他力に頼るしかないですね。

 

活字から広がる想像力や語彙の蓄積、表現力は、人に深みという人間味を授けてくれます。

 

そういう意味では、まだまだ読書量は足りないな、と思う今日この頃です。