本日の修身教授録 一日一言 11月14日

11月14日 真実はいつか輝きだす

 

 

 世の中ほど正直なものはない。ほんとうの真実というものは、必ずいつかは輝き出すものだと思うのです。ただそれがいつ現れだすか、三年、五年にして現れるか、それとも十年、二十年たって初めて輝きだすか、それとも生前において輝くか、ないしは死後に至って初めて輝くかの相違があるだけです。人間も自分の肉体が白骨と化し去った後、せめて多少でも生前の真実の余光の輝き出すことを念じるくらいでなければ、現在眼前の一言一行についても、真に自己を磨こうという気持ちにはなりにくいものかと思うのです。【421】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

 

自分の進む道の先に、多くの人の幸せがあると信じ、ただ一途に歩む。

 

この”信じて歩む”という心境こそ、原動力となる訳です。

 

自己研鑽もこの境涯にたどり着かねば思い至らぬというのは、誠にその通り。

 

この節のように、言葉で説かれると得心がいきます。