本日の修身教授録 一日一言 6月4日

6月4日 忍の極致

 

 

 ある一人のお弟子が、梅岩先生に「忍ということの極致はどういうものでしょうか」とお尋ねしたところ、梅岩先生答えて曰く「忍は忍無きに至ってよしとす」と言われております。すなわち忍耐の理想は「やれ我慢する」の「やれ忍耐する」のという意識がなくなって、それが何でもない、至極当たり前となるのが理想だと言われたのです。
 これは、いかにもそれに相違ないですナ。実に千古の名言と言うべきでしよう。【396】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三 著」より

 

 

 

梅岩先生というのは、石田梅岩のことですね。

 

江戸時代に、商道徳を説き、経営に思想(商売の心構えや商人の役割、倫理観など)の大切さを吹き込んだ石田梅岩は、松下幸之助翁にも大きな影響を与えたとか。

 

先達の教えは数々の経営者や学者に受け継がれ、今でもその本質は変わらず我々の背筋をピンッと伸ばしてくれます。

 

この節でも、「忍耐、我慢」、と言っているようでは、まだまだ事の本質に迫れていないぞ、心を磨け!と仰っているように感じました。