本日の修身教授録 一日一言 7月28日

7月28日 歩き方と人間の格②

 

 

同じく走るのでも、場合によっては音をたてないように走らないといけません。人間もそういうふうに、心が冴えて来ないといけません。しかし、十八、九や二十くらいの頃は、まだあれでもよいですが、人間も三十、四十になって、なお、バタバタと廊下を音立てて歩いていたんではもうお終いです。いい年をしながら、そんなことでは、実際何のために人間に生まれて来たか分らぬことになります。【458】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~

 

 

普段の振舞にこそ、日ごろからの品性が出る。という、昨日の続きの節です。

 

三つ子の魂、という言葉もありますが、環境が人をつくります。

 

子供のころから沁みついたものは良くも悪くも無意識に出るものですが、大人になって学ぶ環境にいるのであれば、せめて周りへの振舞にも意識を傾けたいものです。

 

そうやって、今からでも人は変われるのではないでしょうか。

 

 

・・・ちょっとやそっとの覚悟では変われませんが。