本日の修身教授録 一日一言 9月24日

9月24日 下坐を行ずる①

 

 

 下坐行とは、自分を人よりも一段と低い位置に身を置くことです。言い換えれば、その人の真の値打よりも、二、三段下がった位置に身を置いて、しかもそれが「行」と言われる以上、いわゆる落伍者というのではなくて、その地位に安んじて、わが身の修養に励むことを言うのです。そしてそれによって、自分の傲慢心が打ち砕かれるわけです。すなわち、身はその人の実力以下の地位にありながら、これに対して不平不満の色を人に示さず、真面目にその仕事に精励する態度を言うわけです。【417】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~

 

 

 

「なんで俺がこんな仕事しないといけないのか」

 

そういう思いを抱かれた経験は誰にもあるはず。

 

「こんな仕事」と感じてしまうのは、その仕事を軽く見ている傲慢心から来ている。

 

どんな仕事にも意味がある。

 

「こんな仕事」と思っている仕事も、誰かが真剣に取り組んでくれるからこそ、その先の仕事が生まれ最終的な成果が得られる。

 

誰も、スタートは同じ。

 

初心に帰って、どんな仕事も疎かにしない、感謝の心で取り組んでいこう!