本日の修身教授録 一日一言 9月29日

9月29日 一日の終わり、人生の終わり

 

 

 われわれが夜寝るということは、つまり、日々人生の終わりを経験しつつあるわけです。一日に終わりがあるということは、実は日々「これでもか、これでもか」と、死の覚悟が促されているわけです。しかるに凡人の悲しさには、お互いにそうとも気付かないで、一生をうかうかと過ごしておいて、さて人生の晩年に至って、いかに歎き悲しんでみたところで、今さらどうしようもないのです。
 人間も五十をすぎてから、自分の余生の送り方について迷っているようでは、悲惨と言うてもまだ足りません。【504】

 

 

~「修身教授録 一日一言 森信三=著」より~

 

 

 

実に、深いお言葉です。

 

若いころは、人生の終わりなど意識することはありませんでしたが、五十を過ぎると、自分の人生の締めくくり方について考える機会を多く持つようになりました。

 

それもこれも、今までの学びのおかげ。

 

これからもそうですが、学び気づかせていただき、考え、実践するしかありません。

 

また、一日は永い一生の縮図でもあります。

 

一日一日を精一杯生きる。

 

その積み重ねが人生を決める。